制作・加工事例
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特注 ボックス BOX
同じカテゴリの事例を見る特注ステンレス製のガスメーターボックスを製作させて頂きました。
駐輪場の横にガスメーターが設置されており、自転車などで破損しないように囲って欲しいとのご要望でした。
外部ボックスですので錆難く、強度もあるステンレス製で製作し、アクリル焼付塗装にて仕上げています。
点検用覗き窓は、(株)タキゲンさんのアルミ鋳物の部品を本体と同じ色に塗装して設置しております。
固定方法は、底面にアンカーを打って固定もしていますが、お客様のご要望でバイクなどを固定するパイプにもUボルトを使用して固定をしており頑丈に設置させて頂きました。
この写真には製作時の工夫が隠されています。
黄色丸印の所に薄っすらと見えるのですが、背面に上から下と曲げ戻しの線が入っております。
今回のガスメーターボックス断面寸法が300㎜×300㎜で、通常の曲げ製作では機械に干渉してしまい、分割熔接組立が必要な寸法でした。
(汎用の曲げ加工機ベンダー・プレスブレーキは立上り側面の寸法が底寸法と比べて近いか大きいと曲げが困難になる傾向にあります)
今回の製品背面は見えることが少ないので、底面に一度折り返しを施して曲げ加工を行いました。
熔接組立前の写真になります。
天端の蓋と下部下枠のみ溶接組立を行い焼付塗装を施し完成品となります。
この折り返し加工を行うことで、溶接個所の低減を図り美観の向上、コストダウンにも繋がります。
折り返し加工の欠点は、写真のように線が入ってしまうことです。
カーテンボックス・配管カバー・ボックスなどではよくこの加工方法を使用しますが、アルミなどの外壁パネルで化粧が重視される製品では、角の部分で溶接組立やシカル加工になります。
特注ステンレス製ガスメーターボックス設置完了時の側面写真になります。
背面は隙間からしか見えません。
このように製品の使用場所や用途などをお伺い出来れば、色々なご提案もさせて頂くことが可能です。
折返しサンプル品を作成中の動画になります。
今回の形状は底の幅が132㎜で側面の立上りが142㎜、端部折り返しが20㎜の形状でしたので底面に折返しを入れて曲げました
お客様に背面の線の確認をして頂きました。
特注ステンレスガスメーターボックス 製作数 1個