制作・加工事例

特注建築金属
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ステンレス溶接による歪み

ステンレスの板にコの字の曲げ物を溶接しました。

ステンレス HL材 t=2.0ミリの平板にコノ字曲げ材を溶接で固定しました。
上記の写真は強度を考えて2㎝程度溶接を施した時の表面に出た歪みの写真です。

 

写真は溶接直後の茶色焼けは取った状態です。

光の当て方によって歪みの見え方が変わりますが、歪みが出ています。

 

次は歪みを減らすために、溶接長を極力少なくしています。

小さな点の歪みが出ています。

光の加減で目立ったりします。

よくお客様から、この様な溶接(平面に溶接)で品物を製作する図面を頂くのですが、この歪みの処理や歪みに関する認識の違いを感じる時があります。

溶接をすると必ず歪む、この歪みをなるべく目立たないようにするのが技術なのですが、どこまでの手間(費用)を掛けて目立たなくするのか?
小さな点の歪みでも、当社からすれば歪んでいるので、サンダー等で削り、再度HL研磨をしてさらに目立たなくしないといけないように感じますが、手間をかければ掛けるほど、価格に反映してしまいますので使用場所や用途、お客様の考え方などをよくお伺いしないと答えが出ません。

そもそも歪み具合の感じ方もお客様、それぞれなので気を使います。

 

ちなみに角部分を溶接で加工すると平面部分に比べて目立ちません。